ポジティブ比率を向上させる3つの方法

2012/07/02

Girljumping

バーバラ・フレドリクソン著「ポジティブな人だけがうまくいく 3:1の法則」(日本実業出版社)を読んで、なるほどと思うところがあったのでご紹介。

この本は、いわゆるポジティブ・シンキングの本ではなく、ポジティブ心理学を解説した本。「ポジティブになれば、すべてうまくいくんです!」と熱く語られると、逆に興ざめしてしまう人向けの本。

ポジティブな心理状態であれば、視野が広くなり色々な試行錯誤をやった結果、逆境から逃れられやすくなる。逆にネガティブな心理状態は、視野が狭くなりルーチンから逃れることができなくなり、悪循環に陥りがちである。というのがキーメッセージ。

そのための実験が色々と紹介されているのだが、もっとも印象深かったのは、ネガティブな心理状態では異民族は誰でも同じ顔に見えるという実験。ポジティブな心理状態なら個々人の顔を見分けることができるのだが、ネガティブな心理状態では視野が狭くなり皆同じ顔に見えるようになるらしい。

景気が悪くなると、どこの国でも右傾化が進むわけだが、これは少ない仕事が奪われるという経済的恐怖だけが原因ではないのかもしれない。心理状態がネガティブになり、異民族が皆同じ顔に見えてしまっているのかも。個々人は違う人なのに、皆ひとまとめに◯◯人と呼んでしまうのは、認識している側の心理状態の反映にすぎないのかもしれない。

そんなことを思いながら、読み進めた。

ネガティブな感情を0にすることは出来ないし、現実的に生活するためにも無くすべきではない。必要なのは、ポジティブ:ネガティブ比を3:1以上にすることだ。というのが、この本の結論。

そのために必要な3つのことは、

  1. 日々のポジティブ比を計測する
  2. これ重要!
    いま現在、自分がポジティブな状態にあるのか、ネガティブな状態にあるのかを認識できていなければ改善しようがない。
    PositivityRatio.com – Self Test
    ポシティブ比のチェックサイト

    このサイトは、日々のポジティブ比を計測し、時系列で評価するというもの。
    何でも定量化して改善していこうって発想が、いかにも米国風で面白い!

  3. ネガティビティを減らす
  4. ポジティブ:ネガティブ比が3:1だとすると、ネガティブを1減らすことは、ポジティブを3増やすのと同じ効果がある。ネガティブを減らすことは、生活を大きく改善できる可能性があるということだ。テレビやネットでのネガティブ情報との接触時間を減らすだけでも、大きな効果があるはず。

  5. ポジティビティを増やす
  6. ものごとをできるだけポジティブに捉えましょう。という、いわゆるポジティブ・シンキングな心がけ。
    しかし、それだけでは難しいので、朝一に綺麗な風景や可愛い猫の写真を見るとか、具体的な対策も効果的だと思う。

そんなわけで、一日を楽しくポジティブに過ごすために、工夫できること探していきたいですね。

ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則
ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則

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バーバラ・フレドリクソン
日本実業出版社
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