[自在]「大栗先生の超弦理論入門」と子ども向けの「マンガでわかる素粒子物理学」

2014/11/16

本屋で平積みになっていた「大栗先生の超弦理論入門」をいつか読もうと思っていたのだが、最近時間が出来たのでやっと読んでみた。
本の帯に書いてある”「空間」とは幻想だった”は少しオーバーだが、現在の物理学者が何を考え、どういう風に理論が進展していったのかが、丹念に描かれていて、科学心を刺激される一冊。

私が高校生だった80年代、寮の後輩が
「僕は大統一理論を確立してやるんだ!」
てなことを言っていて、
「おぉ、それはすごいな」
と私の刺激されて少しかじってみたりしたのだが、あの頃(もう30年ぐらい前か)よりもさすがに大分進んでいたのだな。

ヒッグス粒子の発見によって、さらに新しい理論が構築される可能性が出てきたわけで、これはワクワクする世界。
カラビ=ヤウ多様体の理論が理解できなかったので、これは自分の課題として学んでみよう。

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と思いつつ、自分の息子(小5)にも、このワクワク感を伝えられるものはないかと本屋で探してみた。さすがに「超弦理論入門」は難しすぎるだろう。
で、見つけたのが、KEKが書いた「マンガでわかる素粒子物理学」これはよく書けている。マンガとしても十分面白い。
ヒッグス粒子によって素粒子標準モデルが完成し、これからさらに先に進んでいくのだという結論もわかりやすい。
家に帰ったら息子が風邪で寝込んでいたので、枕元に置いておいたら、週末ゴロゴロと「これ面白いね」と読んでいた。
ILC(国際リニアコライダー)の完成が早くて12年後ぐらいか。
彼がILCのメンバーになれたら面白いだろうなぁ。

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