[自在]どうして江戸の町は、たかだか黒船に怯えたのか?

幕末、黒船が来航して、結局日米和親条約が締結されるわけだが、何故そこまで黒船が脅威であったのか。

陸上から大砲で撃てば、海上に浮かぶ船よりも有利に戦えるのではないか。大きいといってもたかが船。どうしてそんなに怯える必要があったのか。

日本で初めて洋砲を製造した佐久間象山の「評伝佐久間象山」を読んで分かったのだが、洋砲と和砲では射程距離に圧倒的な差があったのだ。

和砲の射程距離は約800m、一方黒船に搭載している洋砲の射程距離は2〜3km。沿岸に設置した和砲がまったく届かない所から、黒船は江戸の町を射撃することが可能だったのだ。確かにこれでは勝負にならない。

評伝 佐久間象山〈上〉 (中公叢書)
松本 健一
中央公論新社
売り上げランキング: 227,928

評伝 佐久間象山〈下〉 (中公叢書)
松本 健一
中央公論新社
売り上げランキング: 239,196